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DimpleText 1.0d1 Folder.sit
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DimpleTextヌ…ヌャヌ「ヌƒ
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Text File
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1996-05-27
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6KB
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99 lines
DimpleTextについて
>はじめにSimpleTextありき
最近のMacintoshには、SimpleTextというプログラムが最初からついており、世間に出回っているたいていの「お読みください」ファイルはこのSimpleTextで読むことができるのであります。
>しかし、
このSimpleTextでは絵のペーストはできなかったのでありました(絵を表示するための文字列を入力することは可能ではありますが、それをもってして「絵を張り付けることが可能」とは言えますまい。もっとも誰もそんなことは言ってないけど)。
>そこで、
いろいろなエディタなどを探すわけですが、なぜか「絵のペーストができて、スタイル付きテキストが使える」ものがないのでありました。
>しかたないので、
他のソフトを駆使して(というほど大げさではないのですが)書類を作るか、自分でプログラムを書くか、どちらかはせんとならんわけですが、こんなことは本来アップルがやっといてくれてしかるべき、と思っているのは僕だけではありますまい。
本当はこんなプログラム、僕なんかの一般ユーザが書いている場合ではないのであります。
>さて使い方は、
普通にテキストを書いてもらえばOKなのであります。テキストの長さは例によって32Kバイトまでです。PICTをペーストすることもできます。
そのとき、「SimpleText」メニューで英語版・日本語版のどちらでうまく表示されるようにするか設定できます。
が、現状では英語版SimpleTextで日本語の文字列を含む絵入りファイルをうまく表示することは、ほぼ不可能です。運がよければ表示することができることもあります。とはいえ、日本語のテキストは日本語版に合わせて作るのが妥当と言えるでしょう。
>それと、
世の中にはすでに、「SimpleText ColorMenu」(Alessandro Levi Montalcini氏作のフリーウェア)なるソフトウェアがあり、これを使えばカラー指定もできるし便利はべんりなのです。
が、そこに用意されているカラーはほとんど使わない(使えない)のでありました。
例えば「こんな字、誰が読めます?」こんな色を使う人はきっと目がいいに違いない。僕は目が悪いので、こんな文字は読めないのであります。
そんなこんなで、メニューに色を登録できるようにしたのでした。およそ僕が普段「使おうかな」と思うような色が、まず最初に登録してあります。ただし、登録はできますが削除はResEditか何かを使わないとできませんので、妙な色を登録して目障りにならないよう気をつけてください。
>実は、
日本語版のSimpleTextには、絵を表示するコマンド文字列(と勝手に命名した)が2種類ありますが、現在のDimpleTextは1種類しかサポートしてません。英語版のSimpleTextにはコマンド文字列は1種類しかありません(この辺のことも後述)。
ということはうまく表示できない場合もあるかも知れないということであります。DimpleTextだけを使って作成したファイルはたぶんうまく表示するのではないかと思いますが、念のため、完成したらSimpleTextで確認した方がよいと思います。
>絵を表示する文字列は、
日本語版のSimpleTextでは、「全角スペース+リターン」と「行頭の半角ハ」の2種類があります。
なぜ「半角のハ」かと言いますと、そもそもたいていの欧文フォントが「通常の半角スペース」の他に「もう一つの半角スペース」を持っていまして、これが日本語フォントでは「半角ハ」に割り当ててられている、ということに端を発しておるのであります(推測)。
英語版のTeachText(SimpleTextの前身。とか書かないと知らん人もいるんでしょうなぁ)がこの「もう一つの半角スペース=半角ハ」を、まあそのときは深く考えてなかったのでしょう、「これを絵を表示するコマンド文字列はしよう、どうせ見えへんし」、といったかどうかは知りませんが、決めたのでありました(推測)。
で、日本語版のTeachTextを作るとき困った(推測)のは「漢字が結構このもう一つの半角スペースを利用している」という事実です。このまま英語版と同じにしていては、絵が「もう一つの半角スペース」を利用している漢字のところに表示されてしまいます。
で、日本語版では「全角スペース+リターンという組み合わせのところに絵を表示したれ、どうせ文末に全角でスペースなんか入れる奴なんかおらんわけやし」と言ったかどうかは知りませんが、とにかく「全角スペース+リターン」のところに絵を表示するという仕様になってます。
それに加え、「するってーと、もう一つの半角スペースの立場は?」と思ったかどうかは知りませんが、日本語版は「もう一つの半角スペース」でも絵を表示できるよう、「行頭の半角ハ」で表示するようになってます。
>DimpleTextでは、
このうち1種類、「全角スペース+リターン」で絵を表示するようにしてあります。「もう一つの半角スペース」をサポートすれば、英語版でも日本語版でも正しく表示される「英語のみの絵入りテキスト」を作成することが可能ではなかろうかと思ったりしたのですが、いかんせん面倒くさかったのでありました。
>不備な点
が、まだまだ数多くDimpleTextには残されていまして、「そもそも正しい位置に絵が表示されないことがある」「カーソルキーでカーソルを移動させていって、ウィンドウから見えなくなってもスクロールしない」「取り消しが基本的にできない(できる操作もあるし、できるようでうまくいかない操作もある)」「テキストを入力していると、絵が消える」「カラーメニューに同じ名前を登録しても、次回起動したときには一方しか現れない」「全て選択を選択してコピーしても絵はコピーされない」など、あれ、こんなにあるのか、うひょひょ、つって自分でも笑ってしまうほどあります。その他、やはり絵を表示するコマンド文字列を検索するために「検索」メニューかなんかも欲しかったりしますが、まあ少しずつやっていこうと思っているのであります。
>Dimple
とは、決してSimpleをもじったわけではなく、「さざ波」を意味する英単語なのであります。アイコンがしょぼいのは仕方ないことであります。
>謝辞
藤本裕之氏作のシェアウェア「DocFreezer-II」に付属のドキュメントは大変参考になりました。あらためて感謝いたします。
>使用について
「DimpleText」はフリーウェアです。無料で使用・修正・改造することができます。
ただし、DimpleTextを使用したことで生じたいかなる損害に対しても、作者は一切の責任を負いません。利用者自身の責任において使用してください。
また、以下の制限のもとで再配布する事もできます。
・DimpleTextの配布パッケージに含まれているファイルを、一切改変することなく配布すること。
んでもって、以下の行為を禁止します。
・DimpleTextを販売・貸与などの営利目的に、作者の許可なく利用すること。
>作者の連絡先
壁谷 武憲
GBH06222@niftyserve.or.jp
kabeya@kuic.kyoto-u.ac.jp
DimpleText ©1996 Takenori Kabeya
all rights reserved.